婚約指輪の意味とは?

そもそも婚約は法的に定められたルールではありません。
しかし、その約束を証明する品として指輪をお互いに交換するという習慣があります。
ちなみに、法的に婚約が効力を全く持たないかというと、そうでもありません。
例えば、正当な理由なく婚約が破棄されれば、損害賠償責任が追及されたりする場合もあり、
その際には婚約指輪が重要な意味をもつとされています。

もっとも本来であれば、婚約指輪は愛し合う二人の将来を誓い合う最初のステップ。
しばしば、男性から婚約指輪を渡すことでプロポーズとすることもありますが、
そういった意味でも同様といえるでしょう。

また、エンゲージメント・リングともいわれる婚約指輪は、
一般常識ともいえるようなことですが、左手の薬指にはめられます。

日本では結婚指輪と婚約指輪はべつものというイメージがあるかもしれませんが、
最近ではウェディングリングといって、
婚約指輪と結婚指輪を兼ねた指輪が海外では普及しているようです。

ちなみに指輪が生まれ、それを交換する文化が生まれたのは古代エジプトだそうです。
結婚はその当時、象形文字の円で描かれて永遠に途切れぬものと信じられていました。
その為、指輪の持つ神秘的な力を応用し、真実を誓い相手と一つになる事を表現したそうです。

そもそも薬指にはめることにも理由があったそうです。
心臓につながっている薬指に指輪をはめることで永遠に愛し合えることを願ったとされていて、
その思いをこめて指輪を交換しました。
さらに、薬指には『創り出す力』があるとされていて、
新しい家庭を二人が創造するという願いも込められていたようです。

少し前まではダイヤモンドを選ぶことが多かったようですが、
最近では真珠や誕生石など自分たちの予算や好みから選ぶカップルも多いですね。

いずれにせよ、婚約指輪にこれといったルールはありません。
業界の作り上げた『婚約指輪は給料の3か月分』などというキャッチコピーはあまり気にせずに、
自分たちの気に入った品、願いをこめることが出来る愛着のわく品を選ぶといいのではないでしょうか?

↑ ページの上部へ